ニシムの往還道

1kmも走れなかった超不健康人間が市民ランナーへ変身!最近はウルトラマラソンにハマってます。
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第24回萩往還マラニック2012(70kmの部 完踏)体験談・攻略

萩往還 初挑戦

フルマラソン4時間30分程度の脚力しかなかった私ですが、
会社の先輩に誘われてこの度、
萩往還マラニック大会(70kmの部)にエントリーしました。

予行練習で12時間かけてジョグとウォークで
走行してみましたが66km程度しか進めず、
また脚の痛みもハンパなく制限時間の完踏
厳しいのではないかと思っていました。

直前になって焦りもあり、情報収集に専念しました。
ネットで検索して皆さんの日記やブログの

体験談をたくさん読みました。
その時点で物凄い高低差のある山道がコースだと
初めて知り大焦り

 結果としては、対策や事前準備をすることにより、
自分の予想を大幅に上回る結果を残すことが出来ました。

今後、完踏を目指す方、また初参加される方の少しでも
参考になればと思い体験談を書いてみました。

自己紹介

らいもん (ニシム)
35歳
身長164.5cm 体重60kg

5年前の第1回下関海響マラソン参加をきっかけに
禁煙に成功しました。
走っても大酒を飲んでいるので体重が増える一方です。

練習量

週2~4日 5~6km程度
休日に走る時間があれば、8km~15km程度
月間100kmは走行していないと思う。

大会直前になって
1~2日間隔で5kmジョギングを実施。
 
走力 自己分析

5年前までスポーツをすることもなく、
飲酒・喫煙・カラオケ・パチンコ・ゲーム三昧の
インドア派で不健康な生活を送っていたので
体力がある訳がありません。

青春時代も部活をしていませんでしたので尚更です。

年少期の走力は、中の下あたりでした。



10km 角島夕焼けマラソン 52分
ハーフ 美祢秋吉台高原マラソン 2時間
フル  下関海響マラソン 4時間36分



萩往還対策

人の体験談などを読んで事前準備を行いました。
また気を付けなければならない重要点も確認しました。

①上り坂、階段、石畳は歩いて登る。
②平坦な道はスローで走る。
③下り坂はスピードを押さえる。
④激励し合う。
⑤萩往還専用マイコップの持参(受付時に購入できます)
⑥鎮痛剤の所持。
⑦アミノ酸の摂取。


-解説-
①にいては想像以上に勾配が厳しいらしいです。

②③は後半に足が持つように、無理をしないこと。 

④は140km、250kmの方とすれ違ったり合流したりします。
  お互い声をかけて激励しあいます。

⑤大会要項に書いています。

⑥人の体験談を読むことによって、
 はじめて鎮痛剤の利用を知りました。
  薬剤師がいる時間帯ならドラッグストアで買える
 「ロキソニンS」を 使用している方が多いみたいです。

⑦「アミノバイタルプロ」が推奨されていました。
  アミノ酸の摂取は、1.筋肉の向上 2.持続力の向上 
 3.集中力の維持 4.疲労回復 5.乳酸蓄積の
 抑制などの効果があるそうです。
 鎮痛剤同様に足の痛みの緩和を期待します。
 乳酸蓄積の抑制を特に期待しています!

 個人的に足が後半もたないので⑥⑦の効果を期待しつつ、
 対策①~⑦を意識して大会に挑みました。

大会前日

マイコップの購入と、レース当日の余裕を持つため
 前日受付に来ました。


装備

Tシャツ・タイツ・靴下・ランニングシューズ

リュックサック(中身はa~k)

a.コース図
b.水(ペットボトル500ml)
c.マイコップ
d.ポケットティッシュ
e.ハンドタオル
f.おむすび2つ、玉子焼き(セブンで購入)
g.ロキソニンS6錠
h.アミノバイタルプロ3袋、安めの類似品4袋
i.エアーサロンパス
j.携帯電話
k.小銭入れ

大会当日

晴れの天気予報がはずれ、小雨の降る中の朝4:45頃、
山口県庁の駐車場へ到着しました。

カッパも傘も準備していなかったため、5:00まで車で
待機してスタート地点へ向かいました。

雨をよけるため、お店の軒に居ましたが、
5:20分頃からスタート地点に参加者がちらほらと
集まり始めたので、私もスタート地点付近へ。

と思ったら大会スタッフ突然ゼッケン見ながら点呼を
はじめよく分からないうちにウェーブスタートの
第1グループへ入ることとなりました。


瑠璃光寺駐車場(スタート)

6:00まさかのトップ集団でスタートです。
緩やかな上り坂な道路を走ります。
周囲の皆さんのペースは思ったより早くありません。
私もいつも以上にペースを落とし、マイペースを心がけます。
同じルートにはFゼッケンのウォークの部が進んでいます。
同じ時間のスタートのはずなのに走って抜いても
前方には必ずの方がいます。

フライングスタートしているのかな?と思いながらマイペースで走ります。
250kmの、140kmのゼッケンの方も
すれ違い始めます。

最初は声掛けに恥ずかしさがありましたが、
しっかり励することを心がけました。


萩往還入口(3.5km)

舗装路からはずれ萩往還入口、噂の石畳に突入しました。
上り坂や階段は対策①「上り坂、階段、石畳は歩いて登る」を
意識しましたが、あまりの急勾配にて走れません。

心臓や太ももに負担が掛かり身体全身の筋肉を
使っている感じがします。
さらに雨の影響で滑ります。しかも、かなり暑いです。

汗が凄く出ている気がしますが、雨のおかげで
シャワーランとなり気持ちが良かったです。

足場が悪いよりは、私にはみの雨です。

板堂峠目指しては、走る・歩くというより
登山しているという感じがします。


板堂峠(5.9km)

ようやく頂上です。
れたような気はしましたが、
序盤ですので体力も足も大丈夫です。

しかし用心をとってアミノバイタルの類似品を
1袋摂取しました。

ここから長い下り坂に入ります。
対策③「下り坂はスピードを押さえる」
意識して走行します。

それにしても大雨です。

6.8kmの私設エイドの手前あたりで、
隣を走る綺麗な女性から

「スタートから同じペースですよね!」
声を掛けられましたので、
少し彼女と話をしながら走りました。

聞く話によると彼女は今回が2回目の参加で、
前回のタイムがなんと7時間台!!!

「無理せずこのペースで進めれば、
7時間台でゴール出来ますよ」と言われました。

「無理はしてないでしょ?」って聞かれ、
確かに無理はしていませんが
12時間内の完踏も危ない私は、このあたりのグループにいて
大丈夫かなって不安になりました。

6.8km付近、最初エイドが見えてきたので
彼女と別れてエイドへ向かいます。

エイドを覗くと水分などありましたが、
あまり喉も渇いてなかったので給水は
スルーしました。

先ほどの彼女とは20m程度、
差が開いていたため、後ろ姿を追う形になりました。

長い下りが終わり、脇道の往還道に入ります。
雨でぬかるんだ道に足をとられて靴が
脱げそうになることもしばしば。

このあたりで人が、まばらになり前後に人が
見えなくなることもあり不安になりますが、
マイペースを維持し走り続けます。

佐々並(14.3km)

大きなエイドに来ました.
名物の豆腐を食べます。
マイコップにアクエリアスを入れて貰い、いただきました。

このマイコップは蓋付きで、
口をひねって少しずつ飲むことができます。

なんて優れものなんだと感心しつつ走りながら飲んでいると、
蓋からアクエリアスがれる、れる。

さっさと飲み干してマイコップはリュックに再装着しました。

豆腐にのった生姜の味が絶妙で、
爽快な後味のまま佐々並を駆け抜けます。

明木(24.1km)

ようやく雨もあがりエイドに到着です。
同じ日に祭りがあるようで、
町全体があわただしい感じがします。

特に喉も渇いてなかったため、給水はスルーしました。

このエイド付近の建物に付いている時計が視界に入りました。
9:00です。

時計はリュックの中にある携帯電話しか無いので、
初めて時間を知りました。

ただ、このエイドも何kmあたりなのかも
把握していない状態でしたので、時間から推測し
20kmあたりではないかと予想してみた。

足の状態は、疲労感はあるもの
痛みは特に感じられなかったです。

ここで用心し、走りながらアミノバイタルプロを
1袋摂取し、ロキソニンSも飲んでおこうと
思いましたが、胃が悪くなりかねないと思い、
おむすび1つを食べてから時間をおいて服用しました。


村田蒲鉾店(30.5km)

平坦な萩市にやって来ました。

手持ちのペットボトルで水分は間に合っていたので、
給水はスルーしました。

このあたりは平坦だと言っても、
橋などは結構な勾配があって、
上りになると疲労から走る足が止まります。
無理をせずに歩いて進みます。


陶芸の村公園(34.4km)折返し地点

折返し地点の手前から長い上り坂が続きます。

折返し地点がどこにあるか把握してなかったため、
景色や折返して来る選手の感じから、
そろそろ折返し地点が近いと感じるのですが
想定以上に遠く中々到着しません。

折返し地点に到着すると、
マジックでゼッケンにサインする程度のチェックをします。

それからおにぎり弁当を頂きます。

携帯電話で時間を確認すると10:15でした。

弁当を一気に食べ、お茶を飲んでトイレに行き
復路の準備をします。

復路の方がコースの勾配も肉体的にもキツイらしいです。

時間的には順調にいけば大丈夫でしょうが、問題は足です。

疲労感があるもの、足は今現在は、大丈夫そうです。

用心して軽くストレッチをし、エアーサロンパスを
足全体に噴きました。

ここでアミノバイタルプロを1袋摂取しました。

ロキソニSンは服用間隔が短いので服用するなら
13:00以降にします。

陶芸の村公園では、食事と休息、準備時間合わせて
10分程度で出発しました。

復路の走り始めは長い下り坂なので足が進みます。

対策③「下り坂はスピードを押さえる」を意識して
走行します。


萩市街 国道262号と国道191号の交差点(36.3km)

ここで私を萩往還マラニック大会に誘ってくれた
先輩とすれ違います。

先輩は元気そうでハイタッチをしてすれ違いました。

先輩は資格勉強や難しい仕事を抱え、とても勉強熱心です。
その合間を見てラン・スイム・バイクも本格的に練習され、
とても尊敬できる方です。

私は教養がない分、せめて体力だけは勝ちたいとい
う密かな目標で先輩に挑みました。

先輩とすれ違って500m走行後、パパ友とすれ違いました。
パパ友は前回の防府マラソンで
サブフォーを達成した強者です。

下関海響マラソンでも一度も勝ったことがありません。

私も自分が先行していて驚いた反面、自信につながりました。
しかし、調子にのらず、対策①~③、無理はせずマイペースに走行します。


村田蒲鉾店(38.3km)

特に喉も渇いていなかったので、給水はスルーしました。

最初に持参したペットボトルもアミノ酸や鎮痛剤を
飲む程度だったので水も半分は余っていました。


萩往還 道の駅

萩往還道の駅の駅長が、マラニックでは1杯200円の
夏みかんジュースを1300杯?選手に無料配布と
道の駅のHPかブログで書いてあるのを思い出しました。

しかしコースから外れて立ち寄るのもどうかと思い、
アミノバイタルの類似品を摂取することにしました。
アミノ酸のアミノバイタルプロも類似品も1日3袋と
注意書きされていますが無視して
4袋目の摂取をしてしまいました。

※現在は萩往還 道の駅には立ち入り禁止です。


明木(44.7km)

祭りをやっていて人が多いです。

往路ではスルーしましたが、復路ではマイコップに
アクエリアスを入れて頂き、名物の饅頭も召し上がりました。


佐々並(54.6km)

一気に400mの山を駆け上りましたが、
足はまだ大丈夫そうです。本当に不思議です。

山道でアミノ酸とロキソニンを服用しました。

ペットボトルの水も残りわずかです。

給水所に着く前に、自動販売機で水を
購入しようかと思いましたが、先に給水所に
到着してしまいました。

マイコップにアクエリアスを入れて飲み干し、
軽くストレッチをして、靴を一度脱いで小石を除き、
エアーサロンパスを噴いて出発しました。

どこかで新しい水を購入しようと思っていましたが、
給水所を過ぎたら購入するところが無くなりました・・・。

さっき買っていれば良かった。(汗)

午前とは打って変わって晴天になり
温度も上昇して来たため水分不足が、
めっちゃ心配でしたが先を進みます。


私設エイド(62.0km)

長い長い上り坂が続きます。

足が大丈夫なのはアミノ酸や鎮痛剤のおかげなのでしょうか?

不思議でたまりません。

足の状態もよく、時間的にも完踏は出来そうな実感が湧き
テンションがあがります↑↑

私設エイドにてお茶を頂きました。
先ほど水を買い損ねたので、
ペットボトルに水を入れされてもらい補充しました。

用心してラストのアミノバイタルプロを摂取しました。


板堂峠(62.4km)

頂上です。

ゴールまでは、下りのみとなりました。

しかし足元は午前の雨でとてもります。

細心の注意を払いながら走行します。

途中ですれ違いの観光者に
「あと5kmぐらい。ファイト!」と言われ、
携帯で時計を確認すると、まさかの15:05。

このまま順調に行けば10時間が切れるかも。
12時間を目標にしていた私には夢のようです。

足が大丈夫そうなのでテンションが凄くあがり、
とてもハイな状態です。


一の坂ダム(66.7km)

ずっと下りなので不思議なほど足が動きます。

しかし、ここで後ろから、ゼッケンの女性に
もの凄いスピードで抜かれていきました。
の方は44時間走り続けているハズなのに、
もの凄い底力です。脱帽でした。


瑠璃光寺駐車場(ゴール付近)

毎度のフルマラソンのラストは、
なさけないことに足が動かずスパートが出来ませんでした。

しかし今日は違います。

ゴール付近の駐車場前は、凄い応援です。
前後を見るとランナーは私しかいません。

応援は私に向けられているようです。

実感が湧きません。

道中はとてもつらかったです。

でも不思議にも足が動きます。

沿道からハイタッチを求められてタッチを返します。

何故か身体が動きます。

応援に対して、「ありがとうございます」
答えながら走り続けます。

皆さんの応援や今までの道のりを思い出し
、涙をこらえながらゴールを目指します。

香山公園に入り、左に曲がると目の前には
ゴールテープが引っ張ってあります。

身体でテープを切りながら「やった!」と叫び
コースへお礼の挨拶をして、完踏いたしました。

大満足の9時間45分13秒でした。


皆さんの体験談をもとに、対策①~⑦を忠実に
実行できたことが萩往還マラニックの攻略に
繋がったと思います。

今までの人生の中で一番の達成感があったと思います。
今後の自信にもなりました。

悪天候にも係らず、
大会関係者やボランティアの
方々に厚くお礼を申し上げます。

無事に完踏出来ましたこと、
心より感謝します。

来年もまた是非出場します。

 
最後まで読んでくれてありがとうございました!